マカンに乗って2年が経過しようとしている時に、またもアラートが出てきた。
今度はなんだ。と思い恐る恐る見ると、
「すぐに冷却水を充填して下さい。継続走行不可」
ちょっと待って。去年点検したばっかりだけど。さあ、また出費が増えていくのか。
冷却水のアラートが発生
ヘッドライトの故障から1年。特に問題なく走行していた。基本的に仕事で車を使用している為、毎日使用している。
今回もいつも通り使用していたら、こんなアラートが出てきた。
冷却水充鎮?去年点検してもらったのにおかしいな。点検時に充鎮していなかったのか?
夜も遅かった為、ポルシェセンターに確認する事はできない。明日確認してみよう。
と思っていた数分後、急にアラートが変わり始めた。
「継続走行不可」
恐怖ワードだ。しかし、家までもう少しだからこそ、止めるわけにはいかない。
ゆっくりのスピードでなんとか家まで帰宅した。おそらく問題はない。はずだ。
そして、翌日ポルシェセンターに電話をして詳しく聞いてみる事に。
そして、思いもよらない事態に発展していく。
冷却水不足ではなかった・・・
翌日、電話でポルシェセンターに問い合わせをしてみた。そして、色々と過去のデータも確認してもらうと・・・
ディーラーさん)「冷却水の充鎮は去年の点検時に行っていましたのでないと思います。おそらく、どこかに穴が空いて漏れているのかもしれないです。一度中を確認してみてもらえますか?」
なんと。穴が空いているかもしれないとの事。これはまた大きな出費になりそうだ。
ネットで同じような事例がないか調べてみた。そうするとある記事に辿り着いたが、
費用総額:157,499円
との記載が。
あぁ、また大きく値段がかかるかもしれない。
さらには、漏れている箇所が悪いと200~260万円かかるのではないかという情報も!?
信憑性には欠けるが、不安は募るばかり。
恐る恐る確認をしてみると、
- 漏れている箇所は見当たらない
- 水はほとんどない
- 穴が空いている箇所も見当たらない
とわからない状態だ。とりあえずレッカー車でポルシェセンターまで運んでもらった。
そして、状態を確認して返答を待つ事に。そしてついに、返答の時が。
認定中古車だからこそお得に修理!
整備士さん)「福井さん。今回の冷却水の交換ですが、やはり裏面に穴が空いていました。経年劣化ではないため、ご加入頂いているポルシェ認定中古車保証が適用されますので、費用はかかりません。」
今回も費用話!
ポルシェ様は神様です。今回も本当にありがとうございます。
前回の記事でも伝えたが車購入時に、新車と同等のポルシェ認定中古車保証に加入していたのだ。
認定中古車購入者だけが受けることができる特権だ。
周りに入っておいた方が良いと念押しされていたのもあり加入していたが
「ポルシェ認定中古車保証」のお陰様で、15万円ほどする修理費が工賃も込みで無料になった。
最悪200万円〜260万円だったかもしれない。
今回の記事え初めて聞いた保証だ!という人も多いと思うので、次のトピックで紹介していこう。
「ポルシェ認定中古車保証」とは
https://www.porsche.co.jp/dealers/kobe/news/detail?shopid=31&topicid=4002
そもそもポルシェ認定中古車とは何か?について説明しようと思う。
https://www.porsche.com/japan/jp/approvedused/porscheapproved/usedcar
詳しくはホームページを見て頂きたいが、簡単にいうと、111項目の点検チェックと車両チェックを行い、一定条件をクリアしていれば認定中古車となるわけだ。
そして、この一定条件はかなり厳しいのだと思う。
そのような認定中古車だからこそ値段は少し高めではあるが、安心して購入することができる。
さらに、認定中古車にはもう一つの利点がある。それが「ポルシェ認定中古車保証」だ。
ポルシェ認定中古車の保証の利点を簡単に説明する。
ポルシェ認定中古車保証の利点
- 全てのコンポーネントにおける修理費用をポルシェが負担(部品代及び工賃含む)
- 全てのポルシェ正規販売店で有効
- お客様の費用負担なし
- 全世界で有効
- 12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月の保証延長が可能
- 保証期間中は走行距離無制限
- 初年度登録から最長15年までのポルシェ車が対象
- ポルシェの純正部品のみを使用
- 明確な基準に基づく点検・整備の実施
- 車両を個人またはポルシェ正規販売店に売却した場合も保証を継続
もちろん保証対象外もある。下記の通りだ。
*経年劣化または自然消耗の理由により下記のコンポーネントの修理または交換が必要となった場合は、保証対象外となります。
- ワイパーブレード
- タイヤ
- ブレーキパッド&ブレーキディスク
- ・スパークプラグ
- ショックアブソーバー
- クラッチディスク及びプレッシャープレート
- バッテリー ・リザーバータンク
- クーラント
- 全てのライトバルブ(キセノン、LEDは除く)
- ドライブベルト(テンションローラー及びガイドレールを含む)
- 全てのフィルター、フルード、オイル、グリス
と経年劣化についてはどうしようもないが、このような車両側に問題がある場合は保証が効くということだ。
気になるお値段だが、今回の費用を考えるととても安い。
ポルシェ認定中古車保証の料金について
ご覧の通り、マカンであれば12万円少々で保証への加入が可能だ。かなりお得だと言える。
唯一のデメリットは、更新しなければ保証に2度と入る事はできない。
だが、認定中古車であれば再加入が可能だ。その際の料金は約1.5倍ほどにはなってしまうが、やっぱり入りたい!思えば加入はできるわけだ。
お金に余裕があれば、入っておいて損はないだろう。
認定中古車を買うべき理由
認定中古車については、する前までは値段を高いがその分安心して乗れる。気持ち的な問題くらいで考えていた。
しかし、今回の一件があったからこそ言えることは、
ポルシェは認定中古車にするべきだ!とおもう。
実際に、2回も使用している。お世話になっている保証だ。
- 外車は壊れやすい。
- ポルシェは壊れやすい。
- 高級車だから不安。
と思う人は絶対に認定中古車にしておいた方が良い。そうする事で、気持ちもかなり楽になる。
ぼくの先輩経営者でポルシェマカンを乗っている人は3名いる。そのうち中古車で購入した人は2名だ。
びっくりすることに、この2名とも本体が故障し、数十万円の費用を払っている。
たまたまだと思うが、入っておいて損はない事は確かだ。
しかし、実際問題認定中古車に巡り合うのは難しいとは思う。だからこそ運とタイミングが何より大事になるのかもしれない。
とにかく、ぼく個人からするとオススメ度120%だ。
次回予告
26歳で買った、ぼくのポルシェ──Vol.6「摩耗限度ブレーキング要交換」ぼくのマカンも疲れてしまったかな?しかし、笑えない金額に・・・
北海道の札幌に住んでいるブログ管理兼ポルシェマカンオーナーの福井亮眞です。「ぼくのポルシェ」では、車に全く興味がない男が、ポルシェマカンと出会うことで車の魅力に気づくことができたからこそ、ポルシェマカンの魅力と様々なトラブルを発信しています。
本業ではライズ株式会社の代表として経営もしている為、かなり不定期となりますが、暇な時にでも世話が焼けるぼくの愛しのマカンちゃんをご堪能ください。