「左前ロービームを点検します」
ん?ライトが切れたのか?とりあえず、ポルシェセンターで見てもらおう。
そんな気軽な気持ちでポルシェセンターに行ってみたがまさかこんな非常事態になってしまうとは・・・
左前ロービームのライトが点灯しない件について
夜の出来事だった。走行中に左前ライトが点灯しなくなったのだ。エンジンをかけ直したりするとまたついていたりしたので、
「ライトの交換の時期か?」と思っていた。
しかし、それから数日もついたり消えたりを繰り返していた。
そして最終的には、ライトも点灯せず、上記のようなアラームがで続けていた。
ライトの電池交換となると、「30,000円前後くらいかな?」と思いながら、ポルシェセンターへ向かい状態を確認してもらった。
20分後、思わぬ返答が・・・
ただのライト交換では済まなかった・・・
整備士さん)「福井さん。今回は電池に問題があるわけでなく、配線自体に問題がありますね。原因を探りますが、配線で解決しない場合は、ライト本体の交換が必要になります。」
え?思ってたのと違う。配線?ライト本体の交換?
配線で解決しなければとんでもない値段になるのでは・・・
ぼく)「もし。ライト本体の交換となると、期間や費用はどうなりますか?」
整備士さん)「ドイツから取り寄せる事になるので、3週間程度は頂きます。費用に関しては予想にはなってしまいますが、50万円は超えてくるかなと思います。」
う・そ・だ・ろ。
ライト交換だけで50万円overだと!?さすがは外車だ。壊れやすく、費用が高い。
まさかここまでとは・・・
とりあえず、配線で解決できるか待つ事に。
しかし、
整備士さん)「ダメでした。申し訳ないですが、取り寄せでお願いできますか?」
終わった。全てが終わった。ただでさえケチなぼくなのに、車の急な出費がここまでかかるとは。気軽に外車を買うべきではなかったのか。
と後悔しながら帰って行った。
そんな絶望の淵に立たせれていたぼくに、ポルシェセンターからの一本の電話が入り、ぼくの気持ちは180度変わったのだ。
認定中古車だからこそお得に修理!
整備士さん)「福井さん。今回のライト本体の交換ですが、ご加入頂いているポルシェ認定中古車保証が適用されますので、費用はかかりません。よかったですね。」
え?
そうなの?
50万円以上払わなくていいの?
口角はどんどん上がっていった。ポルシェ様は神様です。本当にありがとうございます。
実は、車購入時に、新車と同等のポルシェ認定中古車保証に加入していたのだ。
認定中古車購入者だけが受けることができる特権だ。
周りに入っておいた方が良いと念押しされていたが、本当に使う日が来るとは思わなかった。
「ポルシェ認定中古車保証」のお陰様で、50万円以上する修理費が工賃も込みで無料になったのだ。
初めて聞いた保証という人も多いと思うので、次のトピックで紹介していこう。
「ポルシェ認定中古車保証」とは
https://www.porsche.co.jp/dealers/kobe/news/detail?shopid=31&topicid=4002
そもそもポルシェ認定中古車とは何か?について説明しようと思う。
https://www.porsche.com/japan/jp/approvedused/porscheapproved/usedcar
詳しくはホームページを見て頂きたいが、簡単にいうと、111項目の点検チェックと車両チェックを行い、一定条件をクリアしていれば認定中古車となるわけだ。
そして、この一定条件はかなり厳しいのだと思う。
そのような認定中古車だからこそ値段は少し高めではあるが、安心して購入することができる。
さらに、認定中古車にはもう一つの利点がある。それが「ポルシェ認定中古車保証」だ。
ポルシェ認定中古車の保証の利点を簡単に説明する。
ポルシェ認定中古車保証の利点
- 全てのコンポーネントにおける修理費用をポルシェが負担(部品代及び工賃含む)
- 全てのポルシェ正規販売店で有効
- お客様の費用負担なし
- 全世界で有効
- 12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月の保証延長が可能
- 保証期間中は走行距離無制限
- 初年度登録から最長15年までのポルシェ車が対象
- ポルシェの純正部品のみを使用
- 明確な基準に基づく点検・整備の実施
- 車両を個人またはポルシェ正規販売店に売却した場合も保証を継続
もちろん保証対象外もある。下記の通りだ。
*経年劣化または自然消耗の理由により下記のコンポーネントの修理または交換が必要となった場合は、保証対象外となります。
- ワイパーブレード
- タイヤ
- ブレーキパッド&ブレーキディスク
- ・スパークプラグ
- ショックアブソーバー
- クラッチディスク及びプレッシャープレート
- バッテリー ・リザーバータンク
- クーラント
- 全てのライトバルブ(キセノン、LEDは除く)
- ドライブベルト(テンションローラー及びガイドレールを含む)
- 全てのフィルター、フルード、オイル、グリス
と経年劣化についてはどうしようもないが、このような車両側に問題がある場合は保証が効くということだ。
気になるお値段だが、今回の費用を考えるととても安い。
ポルシェ認定中古車保証の料金について
ご覧の通り、マカンであれば12万円少々で保証への加入が可能だ。かなりお得だと言える。
唯一のデメリットは、更新しなければ保証に2度と入る事はできない。
だが、認定中古車であれば再加入が可能だ。その際の料金は約1.5倍ほどにはなってしまうが、やっぱり入りたい!思えば加入はできるわけだ。
お金に余裕があれば、入っておいて損はないだろう。
認定中古車を買うべき理由
認定中古車については、する前までは値段を高いがその分安心して乗れる。気持ち的な問題くらいで考えていた。
しかし、今回の一件があったからこそ言えることは、
ポルシェは認定中古車にするべきだ!とおもう。
実際に、50万円以上浮いているわけだから。
また、別でも話すが、これ以降も一度この保証を使用している。その為、かなりお世話になっている保証だ。
- 外車は壊れやすい。
- ポルシェは壊れやすい。
- 高級車だから不安。
と思う人は絶対に認定中古車にしておいた方が良い。そうする事で、気持ちもかなり楽になる。
ぼくの先輩経営者でポルシェマカンを乗っている人は3名いる。そのうち中古車で購入した人は2名だ。
びっくりすることに、この2名とも本体が故障し、数十万円の費用を払っている。
たまたまだと思うが、入っておいて損はない事は確かだ。
しかし、実際問題認定中古車に巡り合うのは難しいとは思う。だからこそ運とタイミングが何より大事になるのかもしれない。
とにかく、ぼく個人からするとオススメ度120%だ。
次回予告
26歳で買った、ぼくのポルシェ──Vol.5ぼくのマカンが緊急です!「すぐに冷却水を充填して下さい。継続走行不可」あれ?点検したのになぜ・・・
北海道の札幌に住んでいるブログ管理兼ポルシェマカンオーナーの福井亮眞です。「ぼくのポルシェ」では、車に全く興味がない男が、ポルシェマカンと出会うことで車の魅力に気づくことができたからこそ、ポルシェマカンの魅力と様々なトラブルを発信しています。
本業ではライズ株式会社の代表として経営もしている為、かなり不定期となりますが、暇な時にでも世話が焼けるぼくの愛しのマカンちゃんをご堪能ください。